大賀文庫ゆかりの大賀一郎博士は「府中はハスのメッカなり」とおっしゃっていました。
そこで図書館でも府中市内の蓮池で大切に守られてきた大賀蓮の蓮根と和歌山の大賀蓮保存会からいただいた蓮の実から花を咲かせようと、2007年春より図書館有志で大賀蓮を育てています。
成長記録写真をのせていますので、是非ご覧ください。
2022年8月15日
梅雨が明けた後、今度は梅雨が戻って来たかのような天気が続き、その後連日の猛暑でしたが、いずれのハスも若干の生長がありました。
6月25日のハスの様子
7月17日のハスの様子
藻の除去、水の入れ換え、明らかに枯れた葉の除去などこまめに手入れを行いましたが、残念ながら花が出る兆候はなく、葉だけが少し伸びて終わってしまいました。特に一番右の鉢は葉が数枚出ただけで終わり、あまり生長できませんでした。
8月6日 真ん中2つの鉢(左がレンコンから、右が種から栽培)
結果として一番左の鉢が最も大きく生長し、高さ20cm程度の立ち葉が2,3か所出て、そこでほぼストップしました。通常きちんと開花するほどに生長した場合、もう少し高く伸びるのですが、今回はそこまでには至りませんでした。
左:7月25日 4つの鉢のうち一番左(レンコンから栽培)
右:2019年6月のハス(開花時のもの)
今年はハスの開花が例年より遅れているとの情報があったため、少し長めに様子を見守りましたが、残念ながら今年もハスの開花はありませんでした。今年度のハス日誌は今回をもって最終回といたします。
ここ3年開花しない状況が続いていますが、来年は土を入れ換え、気持ちも新たに栽培する予定です。来年こそは何とか咲かせようと期待しています。
2022年7月1日
本格的な梅雨の季節に入ったと思ったら、異例の早さで明けてしまいました。ハスは雨の恩恵を殆ど受けられず、生長もごくわずかといった感じです。
5月30日のハスの様子
6月25日のハスの様子
梅雨入り以降、藻が大量発生するようになりました。ハスが生長している鉢ほど、藻の発生量も多い状況です。
また、これまでは特に水を足さなくても鉢の水位は一定を維持していましたが、ここ連日の猛暑で気温が上がったせいか、一気に水位が下がり、干上がってしまいそうになりました。
鉢の水位をこまめに観察し、随時水をつぎ足しています。
6月25日 4つの鉢のうち一番左(レンコンから栽培)
一番右(種から栽培)の鉢 藻が発生している状態
以前の開花した様子(2019年6月)
先日、郷土の森公園の修景池では大賀ハスが開花しましたので、図書館のハスの開花も期待していい頃です。
一般にハスの開花時期は8月上旬頃までといわれていますので、もう少し待ちたいと思います。
2022年6月13日
4月末からGW中にかけて、どの鉢も順調に育っていきましたが、それから5月下旬に入るまで、生長があまり芳しくありませんでした。
4月23日のハスの様子
5月15日のハスの様子
これまで比較的順調に育ってきた右側2つの鉢(種から育てた鉢)の元気がありません。
特に、一番右側の鉢は葉が大きくなる気配がなく、枯れたと思われる部分もあります。
一昨年の同時期と比べると、一目瞭然です。
5月15日
右側2つの鉢
2019年5月15日のハス
しかし、5月下旬に入ると少し持ち直したような感じがあり、一番右を除いて明らかに生長してきているのがわかります。
一番の右の鉢は、残念ながらこれ以上の生長が見込めないような感じすらします。
5月30日のハス
5月30日 一番右の鉢
最近は初夏の陽気が続き、雨もあまり降っていないせいでしょうか、期待どおりには生長していない様子です。
これから梅雨の時期に入りますが、その頃にはすくすくと生長するよう、期待して待ちたいと思います。
2022年5月23日
今年も、図書館で育てている大賀ハスの芽が出始めました。
左側2つがレンコンから、右側2つが種から育てた鉢です。
4月1日のハスの様子
4月1日時点で、全ての鉢で芽が出ていました。
4月1日のハス 一番左~一番右
4月10日頃も芽が出ただけでしたが、4月16日頃には葉が開いたものも一部ありました。
4月16日
(レンコンから育てた鉢左から2番目)
4月16日
(種から育てた鉢一番右)
4月21日には、1つの鉢を除いて葉が開いていました。
4月23日には全ての鉢で葉が開いてきました。
4月23日のハス
特に右側2つの鉢(種から育てた鉢)の生育状態が良いと思われます。
4月23日
(右から3番目の鉢)
4月23日
(右から2番目の鉢)
ここのところ暑くなったり寒くなったりを繰り返している天気ですが、ハスは順調に育っているようです。
今年こそ花が咲くよう期待したいところです。