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大賀ハス日誌

「府中はハスのメッカなり」これは、ハス博士の大賀一郎博士の言葉です。大賀博士の蔵書は当館に寄贈され、現在では当館の特別文庫の一つ、『大賀文庫』となっています。
当館でも府中市内の蓮池で大切に守られてきた大賀蓮の蓮根と和歌山の大賀蓮保存会からいただいた蓮の実から花を咲かせようと、2007年春より図書館有志で大賀蓮を育てています。
成長記録写真をのせていますので、是非ご覧ください。
 

 


 

大賀ハス日誌 2024年はこちら

大賀ハス日誌 2023年はこちら

大賀ハス日誌 2022年はこちら

2025年7月31日

日差しが強くなり、暑い日が続いていますがハスは元気に育っています。

前回のハス日誌で開花のお知らせをしたところですが、今年は更にもう2つの花芽が別の鉢から出ています。7月13日にはかなり背が高くなっていました。

2つ目と3つ目の花芽が出た、レンコンから育てたハスの鉢

<レンコンから育てたハス>

7月9日頃は水面から顔を出したくらいの花芽でしたが、7月13日にはかなり背が高くなっています。特に2つ目の花芽は最初に開花した花芽と同じくらいの高さになり、7月15日には花芽も膨らんで最初の花芽の高さを超えるぐらい伸びています。

7月13日のレンコンから育てた鉢。左側は1つ目の花芽。右側に見える2つ目の花芽は、まだ1つ目の花芽よりも低い。

<7月13日のレンコンから育てたハスの鉢>

 

7月15日のレンコンから育てたハスの鉢。右側の2つ目のハスの芽の方が、左側の1つ目の花芽より高くなっている。

<7月15日のレンコンから育てたハスの鉢>

 

7月15日は今年初めてハスが開花した日でもあります。2つ目のハスの花芽はかなり膨らんできました。

7月19日には、最初の花芽の開花前日ぐらいまでになっています。

しかし、3つ目の花芽の様子が他の花芽と少し違ってきました。あまり背が伸びていないのに、花芽が膨らんで色づいてきています。以前立ち枯れした時の花芽の様子によく似ています。

3つ目の花芽には少し不安が残りましたが、7月20日に無事2つ目の花芽が開花しました。

7月20日に開花した2つ目の花芽。開花初日。

<7月20日に開花した2つ目の花芽>

 

開花1日目の様子です。

濃いピンク色で、最初の花芽と同様に少し小さめに開いています。

時間と共に花は閉じていき、夕方には完全に閉じ切って咲く前のつぼみのようになりました。

2つ目のハスの花も順調に二日目を迎えられそうです。

しかし、3つ目のハスの花芽は背が伸びずに、さらに色が変化してきています。

花芽がピンクから茶色に変化してきた3つ目の花芽

<3つ目のハスの花芽>

二日目も無事に花は開きました。

初日よりも若干ですが、ピンク色が薄くなったようです。

開花二日目も順調に咲きました。

しかし、3つ目の花芽の色は茶色に変化してしまいました。茎の色も少し色が淡くなったように見えます。

7月21日には完全に茶色に変化してしまった、3つ目のハスの花芽

<3つ目のハスの花芽>


三日目も無事に花は開きました。花の色はさらに淡くなってきました。

これ以降は夕方になっても花が閉じることはなく散っていき、花托だけになっていきます。

翌日にはハスの花の色は更に薄くなり、7月24日には完全に花びらは散ってしまい、花托だけになってしまいました。

3つ目の花芽は完全に茶色になってしまいました。残念ながら枯れてしまったようです。

7月23日には完全に枯れてしまった3つ目のハスの花芽。
<枯れてしまった3つ目の花芽>
 

今年のハスの花は見納めのようです。

ハスの花が散ってしまったので、テラスでの公開も終了していますのでご承知おきください。

 

2025年7月19日

7月15日に、ハスの花が咲きました!

前回の開花が令和元年だったため、なんと6年ぶりの開花です。

花弁が少し開いた状態のハスの花(側面/午前8時半)

花弁が少し開いた状態のハスの花(上から/午前8時半)

<7月15日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花1日目/午前8時半頃>

 

蕾の期間は約20日間と言われていますが、10日程で開花しました。

10時頃には、花弁が閉じました。花弁は、3日程開閉を繰り返します

花弁が閉じた状態のハスの花(側面/午前10時)

花弁が閉じた状態のハスの花(上から/午前10時)

<7月15日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花1日目/午前10時頃>

 

16日には、大きく花弁が開きました。花の香りにつられたのか、小さな虫がとまっている様子も確認できました。

花弁が大きく開いた状態のハスの花(側面/午前8時半)

花弁が大きく開いた状態のハスの花(上から/午前8時半)

<7月16日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花2日目/午前8時半頃>

 

本日も、時間経過とともに花弁が閉じていきました。

花弁が閉じていくハスの花(上から/午前11時)

<7月16日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花2日目/午前11時頃>

 

花弁が閉じていくハスの花(上から/午後3時)

<7月16日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花2日目/午後3時頃〉

 

花弁が閉じていくハスの花(上から/午後5時)

<7月16日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花2日目/午後5時頃〉

 

17日には前日よりも大きく花弁が開いていました。また、午後1時頃まで花弁は閉じることなく、開花状態が続きました。

花弁が大きく開いた状態のハスの花(側面/午前8時半)

花弁が大きく開いた状態のハスの花(上から/午前8時半)

<7月17日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花3日目/午前8時半頃〉

 

花弁が閉じていくハスの花(側面/午後2時半)

花弁が閉じていくハスの花(上から/午後2時半)

<7月17日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 開花3日目/午後2時半頃〉

 

ご来館された皆様にもハスの花をご覧いただけるように、5階学習室横のテラスにてハスの鉢を公開しております。ハスの花の見ごろは午前中です。ご来館の際は、ぜひお立ち寄りください。

 

(※テラスのご利用は、午前9時から午後5時までです。お時間にはご注意ください。)

 

2025年7月12日

前回の6月13日の投稿からさらに葉が増え始め、さらに大きく成長してきました。また、7月には、数年ぶりに蕾が出てきました。写真の中の、小さな蕾を見つけられますか?大きな葉の下にひっそりと伸びています。  

      レンコンから育てたハスの鉢から伸びてきた蕾

<7月6日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 蕾の高さ13㎝程>

7月6日に13㎝ほどだった蕾は、翌日には20㎝ほどに成長していました。

      前日から、大きく成長した蕾

<7月7日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 蕾の高さ20㎝程>

翌日にはさらに成長し、蕾が膨らんできているのが分かります。      

      周りの葉の背を追い越しそうなほど伸びた蕾

<7月8日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 蕾の高さ30㎝程>

翌日には、さらに2つの蕾が確認出来ました。                         

<7月9日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢>

開花まではもう少し時間がかかりそうですが、日々、成長している様子がみられます。このまま美しいハスの花を咲かせて欲しいと願っております。

2025年6月13日

前回の5月28日の投稿から徐々に葉が増え始め、大きく成長してきました。

立ち葉も前回の投稿では一番右側のタネから育てた鉢にしかありませんでしたが、すべての鉢から立ち葉がでています。

左2つがレンコンから育てたハスの鉢 右2つがタネから育てたハスの鉢
<5月20日のハスの様子>

どの鉢も、5月20日に比べて成長している様子
<6月7日のハスの様子>

葉の直径が15㎝以上あるものも多く見受けられます。大きな葉が増え、水面は覆われています。

レンコンから育てたハスの鉢
<6月9日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢>

タネから育てたハスの鉢
<6月9日のハスの様子 タネから育てたハスの鉢>

水面から出ている立ち葉の高さを測ったところ、高い立ち葉で15㎝程度ありました。

レンコンから育てたハスの鉢【上から】水面は大きく成長した葉に覆われている
<6月9日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 上から>

レンコンから育てたハスの鉢【横から】立ち葉も15cmほどの高さがある
<6月9日のハスの様子 レンコンから育てたハスの鉢 横から>

今年は3月に泥を入れ替えたことも影響し、成長が遅いように感じましたが、今年のハスも少しずつ元気に成長しています。

最近では、他の場所で大賀ハス開花のニュースを耳にするようになりました。
図書館のハスも、今年は咲いてくれることを期待します。

 

2025年5月28日

蒸し暑い日や曇り模様の日も多くなってきて、徐々に梅雨を感じさせる天候になってきました。

今年の図書館の大賀ハスは、例年よりも若干成長が遅く感じられますが、順調に育っています。浮き葉も水面を覆うぐらいに増えています。

 

最初、レンコンから育てたハスの浮き葉は、タネから育てたハスに比べると全体的に赤みが強かったのですが、

4月30日のレンコンから育てたハスの葉。少し緑の部分もあるが全体的には赤い。
<4月30日のハスの葉>

日を追うごとに赤みが抜けて、緑色に変化しました。

今では全体的に赤みが抜けました。

浮き葉も大きくなり、それぞれの水面を覆うぐらいに成長しました。

5月20日のハスの様子。全体的に鉢の水面を覆うぐらい浮き葉が増え、レンコンから育てたハスの鉢には赤みが帯びている葉がほとんどなくなっている。<5月20日のハスの様子>

そして、一番右側のタネから育てたハスの鉢からは立ち葉が出てきました。

5月20日のタネから育てたハスの鉢。樽の中央部分から立ち葉が出ているが、よく見ると2本の立ち葉が出ている。
<立ち葉の出たタネから育てたハスの鉢>

例年よりも遅くはありますが、今年のハスも少しずつ元気に成長しています。

2025年5月4日

新緑がまぶしい季節となってきました。

今年も図書館で育てている大賀ハスについての日誌を掲載していきます。

さて、3月にハスの泥の入れ替えを行いました。当日は午後から雪の予報ということもあり、気温も低く、大変な作業となりましたが、無事に終えることができました。

   

      鉢から取り出したレンコン
                      <鉢から取り出したレンコン>

      土をこねる作業の様子
                        <泥の入れ替えの作業の様子>

 

      左が切り取る前のレンコン 右が切り取った後のレンコン
                      <切り取ったレンコン>

4月になり、ハスの様子を見に行くと、レンコンから育てたハスの鉢、種から育てたハスの鉢の両方から芽が出ていました。

      左2つがレンコンから育てたハスの鉢 右2つが種から育てたハスの鉢
                       <4月28日のハスの様子>

一昨年、昨年と比べても同様の成長具合でしょうか。

例年と同様、種から育てたハスの方が発芽の成長速度が早そうです。

近年は花が咲かないことが多いので、今年こそはきれいなハスの花が咲くことを楽しみに待ちたいと思います。

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