通常の活字による読書が困難な方や、図書館へ来館することが困難な方など、図書館利用に障害のある方へのサービスを行っています。
ご利用には、図書館の利用登録に加えて、ハンディキャップサービス登録が必要です。一部登録が不要なサービスもあります。
登録できるのは、府中市内に在住・在勤・在学の方です。
ご希望の際は、中央図書館へお問合せください。
問合せ
中央図書館ハンディキャップサービス担当
電話 :042-362-8647
ファクス:042-334-5370
メール :tosyo02@city.fuchu.tokyo.jp
受付時間:午前9時から午後5時まで
サービス内容
1.通常の活字による読書が困難な方へ
2.図書館への来館が困難な方へ
3.その他のサービス
1.通常の活字による読書が困難な方へ
録音図書(デイジー図書・カセットテープ)の貸出
様々な分野の本を音声化し、CDやカセットテープに録音した「録音図書」の貸出を行っています。
- 対象は、市内在住・在勤・在学で、視覚障害や視力低下、肢体不自由、識字障害などにより、通常の活字による読書が困難な方です。利用するには、ハンディキャップサービス登録が必要です。
- 貸出期間は2週間で、最大10点まで借りられます。(一般図書の貸出点数に含まれます。)
- 録音図書の予約は、電話や来館、ファクスでお申込みできます。地区図書館でのお受取りも可能です。
- 視覚障害の身体障害者手帳をお持ちの方は無料で郵送による貸出と返却ができます。詳しくは録音図書・点字図書の郵送貸出をご覧ください。
デイジー図書について
録音図書のうち、視覚障害に配慮されたデジタル録音図書を「デイジー図書」といいます。専用再生機や再生用ソフトをダウンロードしたパソコンなどで聴くことができます。章ごとの頭出しやページ移動、しおりの挿入ができるため、利用しやすくなっています。
また、文章を読み上げる音声を聞きながら、画面上でテキストや画像を同時に見ることができる「マルチメディアデイジー」の貸出も行っています。読んでいる部分が色付けされるため、どこを読んでいるか分かりやすくなっています。
- 府中市に所蔵がない資料については、他の図書館からの取寄せや、新たに作製して貸し出します。
- 次のサイトからデイジー図書の検索ができます。
※「サピエ図書館」とは、全国のサピエ会員施設や団体が製作・所蔵する資料の検索やダウンロードができるホームページです。また、市内在住の方は当館を通して「サピエ図書館個人会員の登録」をすることで、ご自宅のパソコンから、直接デイジー図書のデータをダウンロードしてご利用いただくこともできます。
- ご希望の方には、都内の公立図書館で作成された録音・点訳図書、拡大写本の新作情報(都立図書館発行)を、デイジー版または活字版で定期的に送付しております。新作情報は、東京都立図書館ホームページからもご覧いただけます。
デイジー図書再生機の貸出、再生用ソフトについて
デイジー図書の再生には、専用再生機または、再生用ソフトをパソコンにダウンロードする必要があります。
- 図書館では、専用再生機の貸出を行っております。対象は、市内在住・在勤・在学で通常の活字による読書が困難な方です。(市内在勤・在学の方は、館内利用のみです。)利用するには、ハンディキャップサービス登録が必要です。館内利用には、中央図書館階の対面朗読室の利用申込みが必要です。詳しくは、対面朗読室の利用案内をご覧ください。
- 再生用ソフトについて、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会のエンジョイ・デイジーのホームページで紹介しています。
点字資料・大活字本の貸出(ハンディキャップサービス登録不要)
点字資料や、通常の図書よりも大きな文字を使った大活字本の貸出を行っています。大活字本は、視覚に障害のある方だけでなく、小さな文字が読みにくいご高齢の方にもおすすめです。
- 図書館利用カードをお持ちの方はどなたでも借りられます。
- 一般の図書と同様、貸出期間は2週間です。貸出冊数は市内在住・在勤・在学の方は最大10冊まで、相互利用の方は最大5冊まで借りられます。(一般図書の貸出点数に含まれます。)
- 府中市に所蔵がない資料についても、他の図書館から借用して貸出します。
対面朗読
図書や雑誌、新聞、お手持ちの資料などを、図書館に所属する音訳ボランティアが朗読します。
- 対象は、市内在住で通常の活字による読書が困難な方です。利用するには、ハンディキャップサービス登録が必要です。
- 中央図書館3階の対面朗読室で実施します。
- 時間は、開館日の午前9時から午後5時までで、1回2時間までとなります。
- 利用希望日の1カ月前から7日前までの期間で予約を受け付けます。
読書支援機器類の利用(ハンディキャップ登録不要)
図書や雑誌などをそのまま読むことが困難な方の読書を支援する機器を用意しています。対面朗読室内の機器をご利用になる際は、カウンターの職員にお申し込みください。
①拡大読書器
資料を拡大して画面に映し出します。
中央図書館3階ハンディキャップコーナーおよび対面朗読室内に設置しております。
②リーディングトラッカー
本の上に置いて両隣の行を隠すことで、読みたい行に視点を集中させることができます。ルーペ付きのものもあります。
市内図書館の各カウンターに設置しており、館内でご利用いただけます。
③音声拡大読書器(よむべえ)
印刷された文書をスキャナーで読み取り、音声で読みあげます。
対面朗読室内に設置しています。
④活字文書読み上げ装置(テルミー)
活字情報が格納された特殊な音声コードを読み取り、情報を音声で読みあげます。
対面朗読室内に設置しています。
ハンディキャップコーナーの拡大読書器
リーディングトラッカー
2.図書館への来館が困難な方へ
宅配
心身の障害・高齢・長期療養など、図書館を利用したくても来館できない方に、宅配ボランティアまたは図書館職員が、図書館資料をご自宅または入居中の福祉施設までお届けします。
- 対象は、市内在住で、図書館への来館が困難であり、日常的にご家族の支援を得られない方です。利用するには、ハンディキャップ登録が必要です。
- 2週間に1回、平日の午前10時から午後4時の時間で、決まった曜日・時間にお届けします。
録音図書・点字図書の郵送貸出
視覚障害のある方を対象に、無料で録音図書と点字図書の貸出・返却を郵送で行っています。
- 対象は、市内在住で、視覚障害の身体障害者手帳をお持ちの方です。利用するには、ハンディキャップ登録が必要です。
- 貸出期間は2週間で、最大10点まで借りられます。(一般図書の貸出点数に含まれます。)※郵送手続きに必要な日数を省きます。
- 一般の図書や雑誌、CD・DVDなどの視聴覚資料は郵送できません。
3.その他のサービス
りんごの棚
「りんごの棚」とは、本をそのままの状態では読めない・読みにくい子どもたちのためのコーナーです。
すべての子どもに読書の楽しさを知ってもらうことを目的に、スウェーデンの図書館で始まり、現在ではさまざまな国や地域の図書館に「りんごの棚」の活動は広まっています。
府中市では中央図書館3階児童室内に「りんごの棚」を設置しています。布の絵本やさわる絵本、子ども向け点字絵本、大活字本など、バリアフリーに配慮した様々なかたちの資料を集めています。詳しくは、こどものページ「りんごのたな」をご覧ください。
聞こえない、聞こえづらい方へ
筆談でご案内いたしますので、お気軽にカウンターでお申し出ください。また、インターネット等によるリクエスト(予約・取り寄せ) のほか、FAXによるリクエストも受け付けています。専用のリクエスト用紙に必要事項を記入のうえ、中央図書館ハンディキャップサービス担当(ファクス:042-334-5370)まで送付してください。