ここから本文です。

  1. ホーム
  2. 府中を知る
  3. 特別文庫

検索

キーワード入力で
蔵書の検索ができます。

特別文庫

特別文庫の概要

特別文庫資料は、府中市に在住し、各分野で業績を残した方からの寄贈資料に個人名を冠して文庫の名称にしています。令和5年3月現在、4つの特別文庫を所蔵しています。

大賀文庫

植物学者・ハスの研究家 大賀一郎(オオガ・イチロウ)氏の旧蔵書で、昭和40年に府中市に寄贈されました。大賀博士は第八高等学校教授、南満州鉄道株式会社を経て、戦後は東京農林専門学校講師、関東学院大学教授に就任。岡山基督教会にて受洗、入会して上京後、内村鑑三のもとに出入りして大きな影響を受けました。府中市在住時、千葉県検見川の泥炭層から発見されたハスの実の発芽・開花に成功。府中市のケヤキ並木の調査も手掛ける一方で、国宝当麻曼荼羅の材質の研究や国分寺瓦の文様の研究などと植物学から古代史における広い分野での研究に大きな成果をあげました。蔵書は、哲学、宗教(キリスト教・仏教)、歴史(考古学・古代史)、自然科学(生物学・植物学/洋書含む)等の分野からなる約6,300冊。内容は『大賀文庫目録 改訂版』(平成19年)参照。

渡辺文庫

歴史研究家・渡辺紀彦(ワタナベ・ノリヒコ)氏の旧蔵書。渡辺氏は明治40年府中町に生まれ、平成5年に86歳で亡くなるまで府中市に貢献しました。明治11年創業の渡辺印刷を引き継ぐ一方で、大国魂神社奉賛会長、府中市文化財専門委員会議長を亡くなるまで務めました。昭和63年には『代官川崎平右衛門の事績』を上梓しています。蔵書には、府中市はじめ多摩地域の近代史に欠かせない歴史・民俗資料のほかにも、戦前・戦中の思想・宗教・社会科学の分野などが含まれ、図書約2,100冊、非図書資料約1,300点。内容は『渡辺文庫目録 改訂版』(平成21年)参照。

冷水文庫

歌人・土岐善麿研究家 冷水茂太(ヒヤミズ・シゲタ)氏の旧蔵書で、自らの歌集に加えて土岐善麿や石川啄木、北原白秋、宮柊二らの歌集や評論、文学書など約1,600冊が平成9年度に遺族から寄贈されました。冷水氏は運輸省を経て、トヨタ自動車役員を歴任。著書に『土岐善麿の歌』『土岐善麿考-その哀果時代』、歌集には『白き雁』『むらぎも』など。

塩野文庫

元東京国立博物館写真室所属・塩野直茂(シオノ・ナオシゲ)氏の旧蔵書。東京国立博物館展示図録、同博物館研究紀要や全国の文化財報告書から美術書等約1,000冊を平成10年度に遺族から寄贈されました。

利用方法

中央図書館の4階特別文庫コーナー及び書庫に資料があります。ご覧になりたい資料をカウンターにお申し出ください。
大賀文庫は『大賀文庫目録 改訂版』、渡辺文庫は『渡辺文庫目録 改訂版』より資料を選ぶことも可能です。
大賀文庫、渡辺文庫、冷水文庫は館内閲覧のみです。塩野文庫は館外貸出が可能です。

検索

キーワード入力で蔵書の検索ができます。

ページのTOPへ